
先週の日曜日(6月8日)にカヤックのレスキュー講習会を実施しました。
薄ら寒く小雨の降る生憎の天候の中、色々練習しました。
寒さに震える人もいて、皆さん結構体力を消耗していた模様です。
ご参加いただいた皆様お疲れ様でした。
しかし、条件の悪い中でこそ確実な技術が必要とされ、それをしっかりとマスターしておく必要があります。少し練習するだけで意外と体力を使うことなども、やってみないとわからないことです。そしてまた、練習で得た経験は、服装や装備を考え直すための良い材料にもなると思います。
シーカヤッキングはウォータースポーツですが、ツーリングが目的の普通のシーカヤッカーは、意外にも多くの人が水中に浸かるということが非日常的というか、水に浸かり慣れていない人が多いかと思います。「非日常」は気持ちの余裕を狭め、持っている知識や運動能力の活用を妨げます。これが顕著になれば、所謂パニック状態です。どんな説明よりも実体験に勝るものはないと思うのですが、先に一通り説明してあったことでも、実際にやってみようとすると上手くいかない原因は、大方こんな理由によるものと思います。やっていることは、高い運動能力を必要とすることではありません。見聞きした知識の一つ一つを動作に活用できていないだけです。また、練習中にヒントを出すと、それが既に説明してあったことでも、初めて聞いたことのように勘違いされることなどもあります。体験しているうちに気持ちに余裕が生まれてきて、ようやく耳に入ったのだと思います。「それを早く言ってよ。」などと言われても「最初に言ってあったんだけどな。」と胸の中で呟くだけです。
シーカヤックはコツを得ていればそう簡単に沈するものではありません。そして沈した後の対処より、沈しない技術のほうが大切だと思います。しかし実際の場面でパニックに陥ってしまうようでは非常に危険です。落ち着いて自分の持っている知識や技術を確実に引き出すことができる能力が必要です。それには経験(水に浸かること)を積んでおくのが一番です。
自慢するわけではないのですが、私は様々な形で海水に浸かっていた経験が多いせいで、難しく感じないのだと思います。
例えば、エスキモーロールの練習をする前に、素潜りをしまくって、水中で色々な動きをしてみるとか、サーフボードでもボディーボードでも、或いは自分の体だけ(ボディーサーフィン:これが一番かもしれません)でも良いので、サーフィンをするというより、波に巻かれる経験をしてみるのも効果的なのではないかと思います。いかがでしょうか?