随分前のことになってしまいますが、9月の末頃から10月の頭にかけて行ってきた北海道はどうだったのかって話しです。
4日間漕ぐ予定で行ったのですが後半2日は風が強くなってしまい、“海を漕いだ”のは2日間でした。その2日間で何処を漕いだかと言うと、出艇したのは厚内、上陸したのは釧路、距離は2日間でおよそ60kmでした。厚内というのはJR根室本線が千歳や帯広の方から根室に向かう途中、ちょうど海岸沿いに出た辺りです。
「厚内から釧路」、地図を見てください。はっきり言ってしまうと、「カヤックを漕いでももの凄く面白くないところ」です。普通は好んでわざわざカヤックを漕ぎに行くようなコースではありません。本当はこの先(釧路から厚岸まで)を楽しみにしていたのですが・・・。

撮った自分もここがどの辺りかわからない程延々変哲の無い風景の続く中を2日間漕ぎ続けてました。
面白くもない風景だけど、とにかく「最後になってしまった北海道に散骨しなければ」と、途中ローリーの灰を海に少し撒き、好きだった葉巻やビールも流した以外は、パドリング以外にすることもなく、ただもくもくと漕ぐだけでした。
そして今回あまり深く考えもせず、私のカヤックは“久しぶりになんとなくカサラノ”だったのですが、初日は上陸してキャンプした白糠(しらぬか)まで、2日目は白糠から釧路まで一度も上陸することがなく(上陸できるような場所もなく)、単調な風景の中、両日とも7時間位窮屈なコックピットに収まったままの状態を味わうはめになりました。長時間上陸できないような状況なら、せめてコックピットは広いほうが色々な意味で良いと思います。

厚内の鮭の水揚げの様子です。出艇前の晩はこの船の網元のお宅にお世話になり、大変なご馳走をいただいてしまいました。
鮭もイクラも本当に美味しいのですが、沢山張られている鮭の定置網にカヤックは悩まされます。
それで陸に上がった後半2日間は何をしていたかと言えば、本当は今回カヤックで到着する予定だった厚岸までレンタカーで移動し、ローリーのお知り合いの皆様に旨いものをたらふくご馳走になり、更にカナディアンカヌーなどお借りして、別寒辺牛川に行ってみたり、温泉に行ってみたりといった具合でした。

カナディアンカヌーに男三人で乗り込み、厚岸湾へと注ぐ別寒辺牛川(べっかんべうしがわ)を下りました。2時間位のお手軽コースですが、湿原の中を流れる、いかにも北海道らしい風景を満喫できる、とても良い川です。

霧多布温泉に入り、すっかり普通の観光旅行気分になっているキタピーです。

来年はこの辺りも漕ぐ予定です。